前々回・前回と、プレートテクトニクスがきちんと成り立つまでの過程を見てきました。
しかしこの話の始まりとなった ウェゲナーおじさんによる「大陸移動説」 の前にも、大陸は動いているのではないかとした人物がいます。
正直、ウェゲナーおじさんの説の説得力が高すぎたせいで影に隠れてしまっているのですが、そんな人々にちょっとフォーカスを当てていこうかと思います。
1858: Antonio Snider=Pellegrini
前々回でも触れましたが、1858年の「La Création et ses mystères dévoilés(天地創造とそのあばかれた神秘、と訳されるらしい)」という本で、アメリカ大陸とアフリカ大陸がかつてくっついていた可能性を示しています。
1901: Eduard Suess
アルプス山脈がかつて海底に存在したことを示したザクゼン人の地理学者であるエドワード・ジュースさんは、1901年に著書「Das Antlitz der Erde」第3巻において、大陸が動きかつては全て一つであったという説を提唱しました。彼が提唱した一つになった大陸を「ゴンドワナ大陸」と言います。
1908: Frank Bursley Taylor
フランク・バーズリー・テイラーさんは1860年生まれのアメリカ人地理学者です。テイラーさんは1908年12月29日、「地球の海陸分布の起源に対する第三紀造山帯の意義」という論文をアメリカ地理学会で発表しています。
また1910年にはこれを発展させた「Bearing of the tertiary mountain belt on the origin of the earth’s plan」という論文を出版しています。
- FRANK BURSLEY TAYLOR; Bearing of the tertiary mountain belt on the origin of the earth’s plan. GSA Bulletin 1910;; 21 (1): 179–226. DOI: 10.1130/GSAB-21-179
最後に
私に検索能力が乏しいことと正直前々回にリソースを割きすぎたことから、かなりざっくりになりましたがどうでしょうか。より詳しいことが知りたい場合には、これをとっかかりにして自らの手で調べてみてください。