詳しい話は次回分の記事に回そうと思うのですが、鉄道開業150周年を記念して、JR東日本が3日間22150円で新幹線自由席や4回まで指定席まで使えるという、ものすごく便利な切符としか言い表せない「鉄道開業150周年記念 JR東日本パス」なる企画乗車券を出していました。私は当然この機を逃すまいと月曜日に休暇を取ることで3連休を錬成し、東北の旅をしようと思い立ちました。
この切符を最大限活用するためには、可能な限り移動時間を短くするために新幹線を便利に使い倒すことが重要であると言わざるを得ません。そのため旅のスタートである東京駅周辺で前泊をしようと考えました。しかしながら田舎者なので東京の物価を舐めていたことから、東京駅の近辺での宿泊料金を調査したところ眼球が8億kmも飛び出てしまいました。
このことから計画をわずかに変更し、東北新幹線の止まる上野駅周辺で前泊もとい短期滞在をすることにしました。別に数時間を過ごせる環境ならどこでもいいといえばどこでもいいのですが、今回は「グランカスタマ上野店」というネットカフェにしては豪華な設備があるものにしてみました。レビュー記事はクッソ下手なのであまり書きたくはないのですが、記事ストックが無いため書いてみようかと思います。
結論
- カレーとお風呂が付いてくるネカフェ(?)
- ちょっと情報不足感は否めない
ネカフェ…なのか?
グランカスタマというのは首都圏に展開しているネットカフェらしいのですが、サービスがネットカフェとは思えないとして人知れず知られているらしいです。よく知りませんが。グランカスタマが提供する特徴的なサービスは後ろに述べるとして、まずは一般的にネットカフェに存在するであろうものについて簡単に書いていきたいかと思います。
インターネット
ネットカフェに必須のものといえばインターネットへのアクセスです。しかしながら前泊のため十分な休息無しにフロントへと向かった私は「はい・いいえbot」と化していました。そのせいか「パソコンご利用になられますか?」という質問に対して睡眠をとることしか考えていなかったため、「あっ…、ご利用になられません」とゴミみたいな回答をしてしまいました。上野への電車の中でぼんやりと「記事ストックが減少しているからレビュー記事でも書くcar」と思っていた数十分前の私はどこへ行ったのでしょうか。
部屋の中についてから念のためパソコンを付けようと思い電源ボタンを押してみたのですが、出てくるのは「フロントでロックしています」といった表示のみが画面に表示されます。部屋の中にはフロント直通の内線電話が設置されていたので電話したところ、使用するためには会員登録が必要であるとの情報を得ることに成功しました。しかしながらアカウントを無理矢理生やさされ、スパム同然の宣伝になっているかすら怪しいメールを定期的に送りつけられる可能性を考えてしまったので反射的に断ってしまいました。
といってもインターネットに繋がる端末を一切持ち歩いていないわけではないので、Wi-Fi接続を試すことにしました。入り口の自動ドアには「FREE Wi-Fi」の表記が存在したため少なくともアクセスポイントは存在しそうです。しかしながら私はコミュニケーションが得意であるため、フロントでSSIDとパスワードを得ることに失敗してしまっていました。そのためトイレに行くついでに館内をうろつき回りSSIDとパスワードを得ることに成功しました。
一度つないでみると普通に高速なインターネットで、このサイトに対するping値も20回平均で5ms、最大8msと極めて良い値でした。接続情報を確認するとWi-Fi 6に対応したアクセスポイントを使っているようなのでそういった点や、深夜4時という計測時間帯の関係もあるかもしれないところに注意は必要かもしれませんが。
ドリンク
無料ドリンクの案内はなく、基本的に利用者自身が購入する、しかも注文するのではなくペットボトルなどの形式で手に入れるという形でした。自動販売機は各フロアに設置されている他、1階のフロントからセブンイレブンに対してダイレクトアクセスが可能であるため、値段をそこまで気にしなければ大きな問題にはならなそうでした。
カレー
カレー、美味しいですよね。グランカスタマの売りの1つはカレーらしいので食べてみました。
カレーはそれぞれの個室に配膳されるという形ではなく、2階にある「ダイニングエリア」において24時間人目をあまり気にすることなく食べることが出来るというスタイルでした。セルフでカレーとご飯をよそうので、自分好みのルーとライスの比を持ったカレーライスを作ることが出来ます。
上記の画像で示している通り、いわば「カレーバー」のような形でカレーが提供されます。
カレーは「極カレー」と「辛カレー」の2種類があり、どちらも好きな量をこれまた好きな量盛りつけたご飯の上に注ぎ込むことが出来ました。さらに醤油と生卵も置かれていたので、カレーライスだけではなく卵かけごはんを作ることも出来るかと思います。
左の画像が「極カレー」、右の画像が「辛カレー」です。辛カレーだけ量が少ないのは私が辛すぎる料理が得意ではないからですね。
極カレーについては普通に「美味しいカレー」といった印象を受けました。辛味よりも味のコクを重視したようなもので、通常のカレールーの中辛よりも辛味が少なく、スルスルと食べることが出来ました。辛カレーについてですが、いかにも辛そうな名前をしているもののはっきり言ってそこまで辛いとは思えませんでした。確かに遅れてやってくる辛みはあるのですがそこまで強くはなく、15秒ほどたてば引いていくようなものです。確かに極カレーと比較すれば相当辛いのですが、「辛い!!」というメッセージから想像できるほど辛くはないといった印象を受けました。
お風呂
近年のネットカフェではシャワーが無料で使える箇所も少なくありません。もちろんここグランカスタマにおいてもシャワーが設置されており、無料で使用できました。しかしここの地下1階には素晴らしいお風呂が設えられており、利用者は特に追加料金を払うことなく使用することが出来ました。
このお風呂は午前2時から午前5時のメンテナンス時間を除けばいつでも利用できる便利なもので、シャワーとそれなりに大きな浴槽はもちろん、ジャグジーとサウナまで付いているものでした。時間の都合上サウナに入ることは出来なかったのですが、1日1回ロウリュも行っているしっかりとしたもののようでした。浴槽の温度は41度と少し熱めですが快適に入ることのできる水温で、汗を流し快適な旅の始まりをアシストしてくれるようにも感じました。
関連リンク
- 「上野店」グランカスタマ公式サイト。
最後に
前回のおでかけ: 有名な本牧の露頭を見に行った
普通にカレーが美味しく、お風呂が快適な施設でした。強いて問題点を挙げるのならば情報不足感が非常に高いというところでしょうか。
- フロントで能動的にアクションをしなければ、館内のとある場所にこっそりと貼られているWi-FiのSSIDとパスワードを書いた紙を発見出来ないと、「フリーWi-Fiが存在する」という情報しか得られないこと。
- 「ドリンクは有料です」と明記しておきながら、ダイニングエリアでは水とほうじ茶が無料で入手できること。
以上の2つが気持ち残念だなと思ってしまったところです。とはいえそれなりにちゃんとしたお風呂とWi-Fiとご飯が付いてきて6時間2000円なので、個人的には十分に満足できました。
記事ストックが減少しているので無理矢理レビュー記事もどきを書いてみたのですが、当分書きたくないレベルで疲れました。アフィリエイト収入が目的とはいえ定期的にレビューを書いている「ブログ」を作成している方々、どういうモチベーションがあるのだろう。