クリスマスソングを調べて常識人になる

25日が終わった瞬間にお正月ムードになるの、大好き / 2022-12-24T00:00:00.000Z

12月24日はどのような日でしょうか。世間的には「クリスマスイブですね」という挨拶をすることが良い日であると思われます。家族や友人とパーティーをしたり、Twitter上で適当にボッチアピールをすることで若干の軽蔑と同情を持った目線を受け取ったりする人々も多いのではないかと思います。

寒いのであまり外に出たくはないのですが、しょうがなく外へ出てみるといわゆる「クリスマスソング」と呼ばれる曲が流れています。Shazamという便利なアプリで曲名を知るのもまた楽しいのですが、もし外を一緒に歩くような相手が出来た際に毎回起動してニマニマするのも嫌われそうなので、万が一に備えて世の中に流れているクリスマスソングとされるものをまとめておこうかと思います。

結論

  1. クリスマスソングはいっぱいある
  2. 古い曲から新しい曲まで

ジングルベル

クリスマスソングといえばこの曲!といった曲でしょうか。年代問わず誰でも知っていてかつ程度の差こそあれ歌える曲であるといえるものです。

Direct link of this video on YouTube

英語版の歌詞では競馬要素が入っていたりしているのですが、日本に持ち込まれた後にはそうした要素はきれいさっぱり無かったことになっています。ところで私は「はしれそりよ~」から始まる教育目的に最適化された日本語詞しか知らなかったのですが、世の中には「雪をけり~」から始まる日本語詞もあるらしいですね。

We Wish You A Merry Christmas

タイトルの「We Wish You A Merry Christmas」を3回繰り返し「And a Happy New Year!」と繋げる1番の歌詞で有名なイギリス生まれのクリスマスキャロルです。めちゃくちゃ歌いやすい曲ですし、英語とはいえ歌詞も単純ですので、英語のまま触れたことのある方も多いのではないでしょうか。

Direct link of this video on YouTube

よく聞くと「さっさとイチジク入り(Figgy)クリスマスプディングが食べたい!」と言っている曲なのですが、それも可愛げがあっていいものです。

もろびとこぞりて

日本語「主は来ませり~ 主は来ませり~」の部分でよく知られている曲です。意外に忘れられているのですがクリスマスはイエスの降誕を祝う日なので、神を讃える讃美歌由来の曲の一つがこの「Joy to the World」です。

Direct link of this video on YouTube

この曲には元々「Hark the glad sound」という別の歌詞を付けて歌われることが多かったのですが、歌詞の形式が同じであらばその曲に別の歌詞を付けて歌うという行為が広く行われていたがため、「Joy to the World」という英語の歌詞が広く使われています。しかしながら日本においては「Hark the glad sound」の訳詞である「もろびとこぞりて」の方が広く歌われているという「ねじれ」があります。これは日本において歌詞と曲の一対一対応の考え方が強かったため、先に広まった「もろびとこぞりて」が定着したという経緯があります。

きよしこのよる

「きぃ~いよぉ~しいー こおーのよぉ~おる~」という特徴的な歌いだしで始まる曲です。タイトルに漢字を混ぜるのならば「聖し、この夜」となるので「きよしこ」という謎概念は存在しません。

Direct link of this video on YouTube

英語の歌詞はシンプルなので理解しやすいのですが、日本語詞は漢語の塊なのでいい感じに訳すとこんな感じでしょうか。

静かな夜 聖なる夜
おだやかな光
神なる子と 母照らす
優しみ溢れる光に
包まれ 幸福な夜を

ちなみにこの曲はオルガンが壊れたので、急遽ギターでも弾ける讃美歌を求められたことによって作曲されたと言われています。歌詞は以前からあったもののようですが、それに急造されたこの曲が組み合わさり広まったというもののようです。急造された曲とは思えない穏やかでいい曲だと思っています。

あわてんぼうのサンタクロース

この曲は日本生まれのクリスマスソングではありますが、NHKの「おかあさんといっしょ」経由で広まったことから特定の誰かに紐づいている印象はあまりありません。

Direct link of this video on YouTube

歌詞もタイトルの通りのサンタクロースについて歌われており、若干コミカルなものとなっています。またとても歌いやすい曲であるので、小さな子にもよく知られているクリスマスソングと言えます。

赤鼻のトナカイ

赤い鼻が暗い道における明かりになってサンタクロースが助かるといった内容の歌詞があるクリスマスソングです。いくらトナカイとはいえ自分から鼻が光るわけがないので、恐らくサンタクロースは赤外視能力があるのでしょう。

Direct link of this video on YouTube

原詩には「ルドルフ」というトナカイの具体的な名前が付けられているのですが、日本語詞では「真っ赤なお鼻のトナカイさん」で通されています。

山下達郎 - クリスマス・イブ

JR東海のCMソングとして、そしてクリスマスソングの定番として知られている曲です。

一般的なバロック進行をベースにしているため、間奏に挿入されるパッヘルベルのカノンもそこまで大きな違和感があるものとはなっていません。若干の寂しさが感じられる曲ではあるものの、それがクリスマスの冷え込みとマッチしているような気がして個人的には好きです。

Wham! - Last Christmas

タイトルの通り「昨年のクリスマス」について歌っている曲です。

Direct link of this video on YouTube

「去年のクリスマスは君に愛を捧げた。けれども君は日が昇ったら僕を捨てていった。今年は泣いていたくはないから特別な誰かに愛を捧げるよ。」といった内容を持つ歌詞を持った曲が、恋人たちが大量にいる場所で鳴り響くのは滑稽で好きなのですが皆さんはいかがでしょうか。

マライア・キャリー - 恋人たちのクリスマス

原曲のタイトル「All I Want For Christmas Is You」を日本語に訳すと、「クリスマスに欲しいのはあなただけ」というロマンチックなタイトルを持つ曲です。

Direct link of this video on YouTube

アップテンポのノリの良い曲です。明るい印象があって個人的には大好きです。

最後に

タイトルを適当につけてしまうと本文中でも全力でふざける必然性が出てくることが分かりました。今後も適当なタイトルを付けていこうかと思います。

こうしてみると世の中にクリスマスソングとされるものは思ったよりありますね。街中でShazamアプリを事あるごとに起動する不審者になりたくない皆さんはぜひ聞いてみてください。

Writer

Osumi Akari