クリスマスなので警官もサンタ衣装で突入

見た目と行為のギャップにも程がある / 2022-12-25T00:00:00.000Z

今日はクリスマスですね。というわけで警察官もサンタになって容疑者の家へ突入するらしいです。何言っているのか私ですら理解できていないことから、これを読んでいる方も分からないことが想定できるので、どのようなことなのかを見ていきたいと思います。

結論

  1. サンタとエルフに扮したペルーの警察官が麻薬関連の容疑者の家へ突入
  2. 過去にもやっている

サンタwithハンマー

サンタクロースとエルフはクリスマスに付き物の伝統的なキャラクターです。ここにおける「エルフ」というのは緑色の服装をしていることが多い、サンタクロースを補助する妖精のことです。ややこしいので「クリスマスのエルフ」と呼ばれることがあります。

ペルーの警察はこの時期に行う取り締まり活動にこれらの衣装を着た警察官を投入することがあるらしく、以下のような迫力ある突入を麻薬関連の疑いをかけられている建築物に対して行ったようです。

もちろんふざけてこのようなことをやっているわけではなく、きちんとした意図があります。一般的に犯罪組織は治安のあまり良くない地域に拠点を置く傾向がありますが、そのような地域においては警察官の存在が目立ってしまいます。そのため内偵などにも支障がある他、大人数による制圧が行いづらいといった問題があります。しかしながらクリスマス前後であれば、サンタクロースやエルフの服装を着た人々が多数存在してもおかしくなく、地域内の移動にも大きな問題はないといえます。そのためペルーの警察は麻薬取引の拠点に対しての突入の服装としてそれらの衣装を選択したということです。

…といった趣旨の説明は見つかるのですが本当なんですかね。これ。

過去事例

調べていてびっくりしたのですが、このような突入は初めてではないようです。2020年12月16日には「Santa Claus participa en una redada antidrogas en Perú」という記事がスペインの新聞に掲載されています。映像がYouTubeに載っていたので見てみましょう。

Direct link of this video on YouTube

ハンマーでドアの鍵をぶっ壊すのは伝統芸なのでしょうか。当たり前のようにサンタクロースの恰好をした人がクソデカハンマーを持っているのに慣れてしまったのであまりびっくりしないと思うのですが、普通に考えて異常事態なのでサンタコスしている意義が薄れてしまっているような気までします。

さらに調べてみるとカリフォルニア州に所在するリバーサイド警察もサンタクロースの服装を活用した警察行動を行っており、車泥棒な万引き犯を取り押さえたそうです。サンタクロース文化がワールドワイドであるのと同じく、サンタコス警察官もワールドワイドであるようです。

関連リンク

最後に

本当に効果があるのか若干疑問に思いますが、純粋に面白いので記事にしました。スペイン語を読むことが出来ないのに記事を作ってしまったことを後悔しています。

Writer

Osumi Akari