先月はギリギリな中「跳動」を日本語版ウィキペディアへ作成したので、今月もギリギリの状態で「不整合 (地質学)」を立ててみました。ということで記事を執筆する過程で悩んだことなどについて書いていこうと思います。
定義
記事冒頭において不整合とはどのようなものであるのかの定義をしています。
不整合(英語: unconformity)は、堆積層同士が堆積の中断・侵食後の堆積などの原因によって、その上下に時間的な連続が無いことを指す地質学用語である。
…若干分かりづらいものだとは思っています。分かっているんですよ、分かりづらいことは。しかしながら参考文献とした基礎地質学ノートにおいてはまず整合を定義した後にこれの反対であるといった形で定義されていました。そのため整合についての記載を行わずに不整合の定義を行おうとするとこのような形になってしまいました。
書き終わった後にコトバンクにある不整合の定義を眺めたのですが、デジタル大辞泉の「上下に重なる二つの地層の堆積に大きな時間的な隔たりがあり、互いに地層が不調和になっていること」というのがいい説明だなと思いました。こんな感じで書きたかったな~~~(クソデカボイス)といった感じです。ところでニッポニカの定義においては侵食面を挟んで~という文言があるのですが、これは下位層が火成岩であるタイプの不整合(無整合)に適用できるか怪しくないですかね。
分類
分類は基本的に基礎地質学ノートに拠り、必要に応じてフィールドジオロジーを参照しました。ところが絶妙に食い違う解釈が平行不整合に関する記述で見当たってしまい若干困惑しました。文面の解釈の問題ではあるのでパラコンフォーミティーと平行不整合を同義としていますが、感覚的には微妙に違う気がしています。いい感じの文献を発見された方は追記してくださると嬉しいです。
活用進次郎
「どの分類の不整合においてもこれが生じるためには何かしらのイベントが必要とされ、不整合が存在していることは過去にそのようなイベントが発生したことを示している。」というとある元環境大臣を彷彿とさせる文章を書いてしまいました。個人的には自明だと思ったのですが、空が青いということに出典は要ると思っているので長々と書いてみました。これに限らず分かりづらい表現があるなと思われた方は適宜改稿して下されば幸いです。
最後に
12月の記事がものすごくギリギリだったので今回は余裕をもって書こうとは思っていたのですが、このサイトの記事ストックがあまりに枯渇してしまってしまいました。そのためウィキペディアに割く時間はあまり確保できず、上記のようにギリギリな記事作成となってしまいました。2月は余裕をもって記事を立てたいですね。 1級フラグ建築士の名をかけて 善処したいと思います。