Twitterが「制限回数を超えている」エラーを吐き出してツイート不可になる

ツイ廃を排除するという優しさを持つイーロン・マスク / 2023-02-12T00:00:00.000Z

イーロン・マスクが買収して以降様々な変化が生じていることで知られているサービスとして、「Twitter」が知られています。このサービスを使用するユーザーは「ツイート(Tweet)」と呼ばれる140字以内の投稿をすることが出来、これを用いて他のユーザーとコミュニケーションを取ることが出来ます。ところがこれが出来なくなってしまった日もありました。何が起きたのでしょうか。

結論

  1. 何もしていなくてもツイ廃宣言
  2. API関係のエラーっぽい

发布到推特、其則推特中毒也

2023年2月9日の朝、ふとTwitterを見てみると「ツイート出来ない」という内容のツイートで溢れていました。幼稚園教諭が園児に向かって「聞こえない人、手を挙げて~」と言って手が上がっているようなよく分からない光景が広がっていたので、よくよくそのように述べている人の言動を見てみることにしました。

色々四苦八苦している様子を眺めてみると、通常ツイートをすることは出来ないものの、予約投稿の形をとることでツイート出来るとのことでした。まさかTwitterとしての根幹機能が放棄されることがあるのであろうかと思ったので、実際に私がツイートを試みてみると、以下の写真のように「ツイート送信の1日の制限回数を超えています」と吐かれてしまい、ツイートをすることが出来ませんでした。

ツイート送信の1日の制限回数を超えています

TwitterはAPIを叩くという形式でツイートをすることが出来、公式クライアントであろうがサードパーティークライアントであろうが、これが用いられています。サードパーティークライアントにおけるものが顕著なのですが、APIを叩くには制限が設けられておりよっぽど叩かなければ制限に引っ掛かることは無いはずなのですが、何もしていなかろうが「ツイート送信の1日の制限回数を超えています」と吐かれてしまっています。

API関連?

これを詳しく検証する前に復帰してしまったため何とも言えませんが、このようなTwitterの根幹機能を自ら落としてしまうという事態が発生してしまった原因として挙げられるものとして、サードパーティークライアントの排除によるAPIアクセスの遮断が挙げられます。

TwitPaneやtwitcle、ツイタマといったものに代表されるサードパーティークライアントが、Twitterにかつては存在しました。ところが2023年1月、本当に突然にAPIアクセスを遮断するという最悪の形でサードパーティークライアントを禁止し、その後TwitterのAPIアクセスを完全に有料化するというアナウンスを出しました。

これに伴い当然ながらAPIエンドポイントへのアクセスを切っていくという作業が必要とされます。しかしながら公式クライアント(Twitter for Web、Twitter for Android、TweetDeckなど)を切るわけにはいかないので慎重に行うこともまた求められています。しかしながらこのアクセス遮断の作業のどこかでミスが発生し、公式クライアントからのアクセスも切断させてしまったという可能性があります。そのためユーザーから見た際には「ツイート送信の1日の制限回数を超えています」というエラーが返されてしまっているのではないでしょうか。

関連リンク

最後に

次回の技術関係の記事: FFmpegで動画をアップコンバートしてちょっと綺麗にする

2022年12月にはTwitterが他のSNSの宣伝を急に禁止しようとして撤回するといった問題を引き起こしたTwitterですが、今回はTwitterの根幹機能であるツイート機能が使えなくなるという問題を引き起こしてしまいました。素晴らしい改革ですね。買収時なぜか手放しで賞賛していた人々もきっと喜んでいることでしょう。

Writer

Osumi Akari