量子コンピュータをパズルで学べる「QuantAttack」

量子コンピュータ×アクションパズルゲーム / 2023-04-20T00:00:00.000Z

コンピュータの発達というものは様々な方向性があります。近頃ですとAIやWeb3が プロ驚き屋さんの食い物にされている 注目を浴びている分野であるといえるでしょう。そのようなものの1つとして、前者程ではないものの注目を浴びているものといえば 量子コンピュータ でしょう。

量子コンピュータは量子の持つ特殊な性質を用いることにより、現状使用されているコンピュータよりも高性能なものが作り出されると考えられているものです。これの難点として量子の性質が極めて複雑であるがためにプログラミングが困難であるということが知られています。私はこの分野に関する知識は何もないのですが、そんな人でもゲームをプレイすることで少しは量子の性質に詳しくなれるかもしれないゲーム「 QuantAttack 」を見つけたので、取り敢えず出来るところまでやっていこうかと思います。

結論

  1. 2ブロックの入れ替え & 同一ブロックを縦に2つ並べる
  2. 特殊な消え方をするブロックがめちゃくちゃ多い
  3. 量子論理ゲートに結果として詳しくなれる(?)

横の2ブロックを入れ替えて

というわけで早速プレイしていこうかと思います。GitHub Pages上にホストされているブラウザゲームですので、プレイに当たってアプリのインストール等は要らないため、まずはQuantAttackへとアクセスしてください。個人的には両手が使えるパソコンからのプレイがやりやすいかと思います。というより私がパソコンを用いたプレイしかしていないので、スマホの事情がよく分かっていないというのが実情ですが。

アクセスして見ると再生ボタンのようなボタンがあるためクリックしていただけると、どこか懐かしみのあるロード画面と電子音が弾けだし、以下のような画面が出てきます。

QuantAttackのトップ画面

この画面の下部にも書いてありますが、このゲームは基本的に上下左右キーとX/Zキーを用いてプレイする形式となっています。普段プレイしているゲームの癖で任意のボタンを誤って押してしまう気持ちは、EscキーやEnterキーを押しまくったあかりさんが強く理解されてはいるのですが、右手は上下左右キー・左手はX/Zキーにかけておくというのが快適にプレイ出来そうです。日本企業と大阪大学の共同開発であるはずなのにゲーム内は英語で溢れているため理解に時間がかかるとは思いますが、ご丁寧にチュートリアルが用意されているためそれを進めていきましょう。

基本的には 横の2マスを入れ替えることによって、縦の2マス連続同種を作り出す ことが目的のゲームであるということが分かるかと思います。まああくまで基本的…なんですが。縦の2マス連続同種を作ると場合によっては異なる量子に変換される場合があります。その場合は「2048」のように消えるまで頑張ってくっつけ続けましょう。注意するべき点は今のところあまり無さそうですが強いて言えばあくまでプレイヤーが出来るのは横の隣接2マスのみを入れ替えられるということでしょうか。そのため横に長い線虫のような量子の扱いには慣れるまで若干の混乱をしてしまうかもしれません。

取り敢えず基本的な操作が理解できたところで一番基本であるモードである「エンドレスモード」をプレイしてみましょう。テトリスなどと同様に特定の高さまで量子を積み上げないように処理をし続ける必要があります。最もラインを超えたとしても即座にゲームオーバーになるわけではなく、10秒程度の間にラインを下回ることが出来ればゲームをプレイし続けることが出来るというものとなっています。

Direct link of this video on YouTube

とにかくプレイをしてみましたが、プレイをしてみると見た目よりも難しいゲームであるという感想を抱きました。プレイヤーに出来ることが左右を入れ替えるということしか出来ないため、横一列に同種の量子が並んでしまうとその一列の処理がめちゃくちゃ難しくなります。個人的にはそのような行を作り出さないようにしつつ、上よりも真ん中あたりに目を配りながらプレイするとやりやすいのかなと感じました。

…カスのプレイしかしていないので参考になるか極めて怪しいですね。公式が出しているGIFアニメーションは私よりもよっぽど上手にプレイされているので参考にしてみるといいかもしれません。

関連リンク

最後に

私自身は量子コンピュータに大して詳しくないため、プレイしていて悩む場面も多くありました。まだまだきちんとプレイできていないためきちんとした評価を下せていないかとは思いますが、パズルゲームや量子コンピュータに興味関心がある方の参考になれば幸いです。

Writer

Osumi Akari