バラ科の植物である「サクラ」はヒマラヤ原産とされる植物で、日本において多く植栽されているソメイヨシノは4月の前半に約2週間花を咲かせ、新年度の始まりと季節の彩りを伝えることでよく知られています。どうせなら着ぐるみさんと一緒にお写真を撮りたいなと、桜が咲き誇っている様子を見ると思ってしまうわけです。
というわけで桜と着ぐるみさんの写真を撮ったという記事です。また友人に撮影していただいたので、その際に送った日本語などもちょっと書いておきました。何かの参考になればと思います。
結論
- 桜と一緒に写真を撮った
- 友人に写真を撮ってもらった
- 「お願い」を作って配慮してもらった
Kig with Cherry blossom
桜が咲いていてかつ人がそんなにいないところで、友人に写真を撮ってもらいました。お花見をしている人を邪魔しちゃうと申し訳なっちゃいますからね。
特にいい感じだったのは以上の3枚です。Firefish(c.osumiakari.jp)やBluesky、Twitterでも公開しているので、リノート等していただけると大変嬉しいです!
もちろんこの3枚だけを撮影したというわけではないので、折を見て流していこうかなと思っています。その時もリノートなどをしていただければ…と思います。
「お願い」を作った
先述の通り着ぐるみさんの自撮りには限度があるため、撮影は基本的に友人にお願いしました。しかしながら友人は(というよりも大多数の人は)着ぐるみさんをどのように撮影すればよいのか・特に注意する点はどのような点なのかを知っているとは限りません。撮影日前に口頭で確認したところあまり知らないという感じでしたので、DiscordのDMで以下の文章を送り付けました。
突然お願いしちゃってごめんなさい!お願いというか注意事項というかを簡単にまとめておきました! 画像を用意する余裕が無かったので想像力に任せちゃっているところがあるので、分からないところがあればいい感じに読み飛ばしちゃってください
着ぐるみさんと人間との違いについて
視界について
着ぐるみさんは見た目に比べて視界があんまり良くはないです。親指と人差し指で1円玉くらいの丸を作って、目とその丸を1cmくらい離した時に見える視界が大体着ぐるみさんの視界だと思ってくれればあっています(細かいところは着ぐるみさんによって違うので要確認!)。とはいっても全く見えない!というほど悪くはないので、ず~っと心配してくれなくても大きな問題はないとは思います。
ただ上下方向があまり見えないので、階段を上り下りする時は「あと何段」だとか「ここから下がる」みたいな情報を教えてくれるととても助かります! そこに限らず手を繋いでほしいみたいな動きをした場合は大体1人で歩くのが不安ということなので、適度に案内してくれると助かります。
聴覚について
着ぐるみさんにも耳はありますが、見た目に比べてこちらもそこまで聞こえやすいというものではないです。そのため指示が通ってないなと感じた際は、もうちょっと大きな声で言い直したり、動いて「聞いて欲しいアピール」をしたり、私の持っているお絵描きパッドを使って伝えてくれたりすると助かります。
話しかける時について
以上の2つから、着ぐるみさんは見た目に比べて周囲をそこまで上手に把握できないという問題点があることが分かります。そのため声をかける時は可能であれば(これは本当に可能であれば)着ぐるみさんの前に回ってくれると助かります。
お顔の向き
着ぐるみさんに限らず、目と目は合わせたいものです。しかしながら着ぐるみさんはきちんと相手の目を向いているつもりでも合わせられていないことが良くあります。ごめんね。
…というわけでお顔の向きがちょっとでも合っていなさそうだと思ったら「もう少し右」だとか「10度下向いて」とかと伝えてください! 特にお写真を撮ってもらう時に起こりやすいので積極的に目線を合わせさせてください。
手すりとかについて
人間と違って着ぐるみさんのお肌はお洗濯をすることが出来ます。しかしながらお洗濯でもどうしても落とせない汚れがついてしまうことがあります。これを避けるために手すりや(特に屋外にある)ドアノブはあまり触りたくはないです。そのためそうしたものを触る場面では代わりに触れてもらうこともあるかと思うので、理解してくれると嬉しいです。
おしゃしんについて
死んだとき以外は自分で自分を見る手段が無いので、お写真撮ってくれるのは本当にありがとうございます!という感じです。簡単に写真の撮り方と構図をまとめておこうと思います。
ピント
一眼レフでピントを合わせる際にはシャッターボタンを「半押し」します。ちょっとずつ力を強めながら押していくと「ピピッ」と鳴ります。カメラのファインダーを覗いてみると、ピントが合っている場所が「□」で表現されています。撮りたいものにピントが合っていることを確認したらもっと押して写真を撮ります。
またピントの合っていないところは「ボケ」ます。このボケは一眼じゃないと出せないエモ要素なので、場合によりますが背景とかをぼかすといい感じになることが多いです。
ズーム
私がメインに使っているレンズは筒を回すことでズームしたり引いたりすることの出来るレンズです(出来ないレンズもあります)。35mmの状態にした時が一般に私たちが目にした時と同じような写真を取ることが出来ると言われています。
ある程度ズームをすると「圧縮効果」というのが生まれます。これは奥行き方向の遠近感が実際よりも小さく見えるもので、桜の花がいっぱい咲いているように見せかけたり、実際よりも距離感を近づけるために使ったりします。
反対に引いていくと遠近感が強調されます。また端っこに近づくと歪みが大きくなってしまいがちです。ただ、手ぶれに対しての許容が大きくなったり、当然ながら広い絵を撮ることが出来るというメリットがあります。
構図
美術の授業で「一点透視図法」だとか「空気遠近法」だとかに代表される絵の描き方を教わったと思います。写真にも同じような使い勝手のいい"図法"がいくつかあり、その1つに構図があります。これが全てではありませんが、これを守るとそれっぽい写真がそれなりに簡単に撮れるものだと思ってください。
日の丸構図
日本の国旗の赤い丸と同じような場所に写したいものを置きます。そうするとど真ん中に一番写したいものが写ります。
三分割法
カメラを覗いて写る景色を漢字の「井」のように、縦方向横方向それぞれ2本の線で分けます。そうすると線と線との交点が画面上に4つ出来ます。その交点に写したいものが来るように調整する方法です。日の丸構図に比べてインパクトは弱いですが、その空間全体を写真にした感じが出るので、私はよく使っています。
放射線構図
写真のどこか一点から線を引けるように(反対に言えば線を引くとどこか一点に集めるように)写真を撮る方法です。当然ながらその「どこか一点」を一番目立つようにします。絵画における一点透視図法のように、二次元のくせして奥行き感のある写真が撮れるようになります。真っすぐな道路があったり腕を伸ばしたりする場合に良く使っています。
最後に
お願いばっかりになっちゃってごめんなさい🙇🙇🙇。基本的に内臓さんのわがままなので、ほどよく顎で使ってあげてください。
…めちゃくちゃ長いですね。
DiscordのDMは2000文字しか送信できないのに2449文字も書いてしまっています。そのために二分割して送る羽目になりました。こんな長い日本語をいい感じに読み解いて撮影してくださった友人に「感謝…!」という気持ちでいっぱいです。
最後に
前回の着ぐるみさん関連の記事: ウルトラワイドの画面で着ぐるみさんを愛でる
桜とセットで撮ってもらった写真、とても可愛いので今後も季節の節々で写真を撮ってもらおうかなと思っています。
また着ぐるみさんを撮影してもらう時の「お願い」ももうちょっとブラッシュアップしたいな…と思っていますので、良ければどういった点があったほうが良いのかを教えていただければと思っています。