「堆積システム(sedimentary system)」という言葉をご存じでしょうか。Googleで検索を行うと、私の環境では5番目に「混合ブレンド堆積システム」という肥料関係のシステムの紹介ページが引っかかるレベルでインターネット上に情報が少ないものとなっています。というわけで堆積システムとは何ぞやについてざっくりと触れておきたいと思います。
一応最初に書いておきますが、今のところ私は何の専門家でもないのでこのページに限らず内容の信頼性は一切保証しません。というか専門家になったとしても保証しないつもりでいます。
…よしこれで何書いてもある程度は問題ない…はず。
結論
- 堆積システムは堆積の様々な局面をシステムとして見る
- 様々な学問にまたがっている
システムとしての堆積
「システムとして~」と言う時のシステムとは何でしょう。取り敢えずコトバンクで検索してみましょう。
各構成要素が相互にある種の関係をもちながら形成する一つの「全体」をさす。
日本大百科事典「システム」より。
すなわちシステムというのは、まず個々の要素が存在してそれが関係を持ちながら一つのものとなる、といったものであると言えます。
これを前提とした上で「堆積システム」とは何でしょうか。この「システム」の定義に沿って考えるのであれば、「様々な要素が存在して、それが堆積として一つとして見られるようになるもの」と言えます。つまり堆積に関するものをそれぞれの関係を通して見たものと言えます。そして堆積というのは堆積学はもちろん、
- 侵食運搬される砕屑物の中身についての鉱物学
- 侵食運搬される場所の地質について地質学
- 運搬する媒体である水に関しての流体力学
- 水そのものの動きを追う水文学
- 堆積した後で出来る形状についての地形学
などなど様々な学問と関係性があります。堆積システムといった時にはこれらの学問との関連性を堆積のサイドから見ていくこととなるでしょう。
取り敢えずこのサイトでの定義
以上極めてざっくり「堆積システム」とは何かについて考えてみました。上記の通り極めて広範なものを含みうるので、このサイトでの定義をして、これから書いていく「ざっくりわかる堆積システムシリーズ」で扱っていくコンテンツを決めていきたいと思います。
このサイトでは「堆積との関連性が広く見た時にシステムとしてあることが言えるもの」を堆積システムに含みうるものとし、ざっくりわかる堆積システムシリーズでは「堆積システムに含まれるもの及びこれに付随する知識や議論」を扱っていこうかと思います。
めちゃくちゃ広い定義だって? うるさいな
最後に
次回のざっくりわかる堆積システムシリーズ: 小さく回る堆積輪廻
前回私は「ざっくりわかる堆積システムシリーズを書く」というタイトルの記事をリリースしました。個人的には極めて広範囲の事柄について扱う必要があるので正直言って一ヶ月くらい休ませてほしいレベルのものであると思っています。とはいえ次回の記事が100記事目なので、「前回の記事」にはまる記事はこのサイトらしいものにしたいなと思ったことから、ストック不足になった時のためにキープしておいた「~を書く」系の記事を放ってしまいました。
しかしながら私は数を数えることが得意であるため、100記事目の記事を日付入りで作成し、念入りにリンクを張った後その「100記事目の記事」が実は98番目の記事であることに気づいてしまいました。そのため9月15日に急遽ペケリス波についてざっくり扱ったものを放流し、またこの記事を書くことで翌日付の記事がちょうど100記事目になるように調整をすることになりました。本当は中身をしっかりさせたかったので100記事関連の記事をまたぎたかったのですがちょっと難しくなってしまい、内容がちょっと微妙なものになってしまったことは否めません。悲しい。
やっぱり計画を立てることは重要ですね。